もし、これを読んでいる方がブランクがある介護職経験者で、介護職への再就職を検討している人は、上手に活用することで40万円を受け取れるかもしれません。介護職への再就職準備金制度とは、以前介護職で仕事をしている人に最大40万円の貸付を無利子で行う制度です。さらに条件をクリアすると返済免除になることも。
再就職準備金制度とは、介護職向けの再就職者に対する貸付金制度です。現在、介護職の離職率は16.5%となっており、以前よりも離職率は下がったとはいえ、他の業種よりも2%以上高いのが現状です。データによると2025年までには約32万人もの介護職員が必要との見方もあります。この圧倒的な人材不足を解消するために経験者で且つ離職者の再就職を応援しようという試みがこの制度です。しかも、この制度は介護職でブランクが長くあっても適応可能で、2年以上勤務を続けると返済免除になります。
対象となるにはいくつか条件があり、前職の勤務が1年以上勤務日数がその中で180日以上であることが必要です。対象者は再就職前に地域の福祉センターへ介護職の離職届け出をします。その後、就職活動が成功し、福祉センター経由で再就職先が決まり次第貸付申請が行えます。使用目的は、就職をするために使った書籍代や転居費用、子供の預け入れ時の費用などが対象です。最大40万円、全国一律で金額は変わりません。ブランクがあっても、以前の勤務経験が1年以上あれば、活用しない手はありません。この制度はあくまで貸付なので返済義務がありますが、自治体では内定先に2年以上勤務すれば返済が免除されます。